■スペランカー
私が人生で一番最初に購入したファミコンゲーム。
しかし、あまりにも主人公が貧弱で、すぐに死んでしまい、
そのシビアすぎる判定に悪戦苦闘!
(小石に、つまづいただけで!?)
(蒸気って要は水でしょ!?むしろマイナスイオン!)
(コウモリのフンは確かにイヤだけども、何も死ぬことはない!)
(お前、本当に冒険家か!?)
1年間ずっと「素直にドラクエにしとけば良かった・・。」
と、悔やんだ伝説のクソゲーである。
当時盛んだった、友達とのトレードにも
「ドラクエ」と「スペランカー」では割に合わない、と
誰も応じてくれず、「10ヤードファイト」という
更に上をいくクソゲーとしかトレード出来ずに、
仕方なくやり込むことになる。
老婆以上の貧弱な体にイラだち
「お前は、冒険しないで無菌室にでも入ってろ!」
と、テレビに向かいコントローラーを投げつけた事もある。
しかし!
倒れても倒れても立ちあがる主人公に、
(実際は、倒れてるのではなく死んでいる。)
少しづつ感情移入していき、徐々に攻略法をマスター!
最終的にはノーミスでクリアー出来るまでに上達!
遂にゲーム市場最弱の主人公を絶対に死なない
不死身のキャラクターにまで成長させたのだ!
「人生の厳しさ」を学び、忍耐力がついたと事に気づき
今となっては、私の人生を変えた珠玉の一本と言える。
【参考文献】 スペランカー